lists 雑感

 lists が実装される前は、せいぜいクライアント側で実現できそうな振り分け機能、というレッテルを自分は貼っていたのですが、機能を使用できるようになった 23 日から少し使ってみていたところ、やっぱり twitter は上手いなあって思いました。一見「クライアント側で実現できそうな振り分け機能」と思えるほどのシンプルさだからかえって良かったのだと言えます。

 140 文字以下のプレーンテキストのみから成る twitter 本体は、そのサービス本体がシンプルであるがゆえに周りのサービスが利便性を拡張する余地と可能性だけが十分にあって、 twitter 自体に余分な機能はほとんどないのだと言っていいほどです。 lists 機能はそういう面をしっかりと継承していて、元より twitter にあったフォロー機能、それもリストメーカーが作ったリストにユーザを登録するというフォローと、他の人が作ったリストをフォローする行為と、ただ二種類のフォローがあるのみで、いつも通り、運営・開発陣からしたら「機能を実装して API は公開したから、あとは勝手に使い方の文化を作るなりサービスを作るなりして楽しんでくれ」という感じなのではないかと思います。

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 さて、この「クライアント側で実現できそうな振り分け機能」がクライアントに勝っている要素として、リストによるユーザグループのソーシャル化が第一にあると思います。例として、上の画像ですが、自分が登録されているリストの一覧を見てみると、さながらそのユーザにまつわるタグをつけられているような感覚があります。自分だったら「ドット絵」の人だったり「東方」の人だったりと。似たユーザ同士を集めて指す「クラスタ」という呼称がありますが、タグライクの lists はそれよりももっと曖昧なグループ分けになりますね。

 テーマがしっかりとしたリストを構築すれば、そのテーマに食指の動く人が読んでフォローする幅を広げられるかもしれませんし、この機能がもっともっと使われるようになれば twitter が古来より抱えていた、初心者にありがちな誰をフォローすればよいのか全くわからない、見つけにくいという問題が解決されるのではないかと。

 また、 twitter がウリにしている「ゆるさ」を以って、フォローしていない知らない人ですらリストに登録するのは全然構わないので、特定のキャラクターのアイコンのユーザのみをコレクションしているなんていう酔狂なリストもあったり、他にも、自分の following ユーザ全員をフォローしたリストを作って昔のように自分のタイムラインを他の人に見せられるようにしている人もいるとか。様々な方面で自由自在な使われ方がされていて面白い新機能だと思います。

lists に関する Tips

  • リストの名前はいつでも変えられる。
  • 発言時、例えば @lliorzill/marisa といったように、@userID/listNAME と書くことでそのリストへのリンクになる。(ブラウザからの閲覧時のみ)
  • protected ユーザはフォローしていればリストに加えることが出来るが、リストからその発言を読めるのはフォローしている人のみ。
  • 先頭 @ の reply は通常のタイムラインと同様に、そのリストにフォローされているユーザ宛のものしか見えない。
  • タグのようにリストを表示 - nazonoDiary